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北の我が家

2013 北海道滞在中の些事片々

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  • 12/11/11:05

静内滞在 折り返し点


私が好きな地理の分野に気候気象学があって、
夏の道東の海岸部が異常に低温だと知ったのは相当な昔だ。
漠然と、夏は涼しい北海道で過ごせたらいいな、
と思ったのも相当な昔からだが、本気で 「夏は北海道へ」 と思い始めたのは、
3年前の盆過ぎに家業を廃業してからだ。
廃業してしまえば、サンデー毎日。
日々が 「終わりのない大型連休」 なら、どこで暮らしても同じことだ。
だったら、夏は涼しくて暮らしやすい (はずの) 北海道に行こう。

昨夏がそのテストだった。 一か月間の車中泊での北海道旅行。
前半の2週間は家内が同行したので、
(6年前の) 灯台めぐりで一周した北海道の海岸線や岬を、
できるだけ多く見せようと、無理な旅程を組んでの強行軍になった。
渡島半島の恵山岬から宗谷岬、納沙布岬、積丹半島を駆け抜け、
その間、札幌で4泊して体と気持ちと衣類の洗濯をし、息抜きをしたが、
疲れた。 そして痛感した。
北海道に滞在する期間が長ければ、拠点となる場所が必要だ、と。

今夏、新ひだか町で 「ちょっと暮らし体験」 の住宅に住むことができて、
ここを拠点に函館、札幌、襟裳岬、十勝池田へと遠出した。
月末には洞爺湖へ、来月初めにはトマムへ行こうと思っている。
ここは交通の要衝から少し外れてはいるものの、
広大な北海道で、千歳まで1時間半、札幌まで2時間というのは
交通至便の地と言って良い。

交通の要衝ともなれば内陸部に属する場所が多いから、真夏日となる。
ここは要衝を外れた海岸部にあるだけに、
朝晩だけではなくて昼間も涼しいという側面もある。
今年は例年よりも涼しいらしく、内地の人間には寒い日もある。
静内に来てから、確か、真夏日を経験していない。
涼しさも寒さも、期待していた通りのものだ。

北海道の涼夏を演出する要素の一つは、海霧や曇天だから、
紺碧の太平洋を望めない日もある。 
が、それに代わる牧場の緑がある。
そして、そこには、明日の駿馬が長閑に草を食んでいる。
内地にはない風景が展開しているのだ。
これも、北海道に来たな、と実感させるものだ。

水は冷たい。 蕎麦を湯がいて冷たい水にさらせば氷はいらない。
強力なボイラーからは、火傷をしそうな熱湯が出るから、
トマトの皮がすぐ剥ける。 炊事が楽しくなる。

私の場合特例な人とご近所になったのかもしれないが、
北海道の人の人情には、痺れるほど感嘆している。
一か月間の滞在が終了するとき、
どのようにして、その方に謝意を示そうかと、今から頭を悩ませているのだ。
北海道の人の人懐っこさにも触れている。
今にも降り出しそうな昨日、洗車して、拭き取っていると、
通りがかりの人が自転車を停めて 「降らなければいいね」 と言う。
適当に返事をしていると、
「(スペインの) 列車事故はひどいね」 ときた。
しばらくは、列車事故の話になる。 話し終えると自転車で去っていく。

北海道の人の人懐っこさには思い当たるものがないではない。
西安から敦煌に飛んで、
敦煌からイスタンブールまで50余日をかけてバスで旅をした時のことだ。
中央アジアのシルクロードに沿った旅だったが、
行く先々ですれ違う人に、例外なく人懐っこさを感じた。
目が合って微笑めば微笑みが返ってくる。 微笑みかけられる方が多かった。
手を振れば手を振ってくれる。
恋人と歩いているお嬢さんに手を振ったら、
恋人にわからないように手を振って返すのだ。
北海道に特有な開拓の歴史、広大な土地に少ない人口。 
これが、人懐っこさの一要因か。

総合的に判断すれば、(来る前から想像していた通り)
新ひだか町は夏の北海道を満喫するのに理想的な場所だ、と言っていい。
一か月の滞在を終えるときにも、
この思いは変わらないだろう。

今日は郷里の友人を迎えに千歳空港まで行く。
新ひだかで、私がどんな生活をしているのか、一泊二日で確かめるらしい。
ご苦労なことだが、便利な時代になったものだ。
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