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北の我が家

2013 北海道滞在中の些事片々

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  • 04/26/04:30

不苦労 福郎


いつの頃からか、フクロウの飾り (置物) を蒐集しはじめた。
今やその数20個になんなんとしている。
もう飾るスペースもないから、買うのはよそう、
というのが家内との合意事項だ。

もう買わないつもりでいたが、
新千歳空港の土産物店で、翼を広げたフクロウの置物を見た。
今までに集めていないスタイルなので、途端に欲しくなった。
が、家内との合意事項がある。
欲しいものはすぐ手に入れたがる性分だから、我慢するのは辛い。

昨日、阿寒湖畔を訪れた際、アイヌコタンにほど近い土産物店街で、
木彫り細工ばかりを扱っている店を覗いた。
木彫り細工の店で足を止めること自体がそもそも間違いだ。
中を覗き込んだら、もうダメだ。

通りに面した場所では、2~3千円で買える小物ばかりが並んでいて、
私の購入意欲を刺激することはなかったが、
店の奥さんが、私を奥に招き入れた。
流石に見ごたえのあるものが並んでいる。
店の奥まで入ると、置かれているフクロウも翼を広げている。
これはヤバイ。

その中に、値札が付いていないのがあったから、
そのフクロウの前で奥さんと話を続けた。 
値札が付いてなければ売らないだろう、と。 甘かった。 相手は商売人だ。
店の奥のそのまた奥にいるご主人に奥さんが聞いている。
「このフクロウ、いくらなら売れる?」
「2万円だけど、1万5千円でいいよ」 とご主人。 大雑把だ。
途端に、1万5千円が話のベースになってしまった。
値切った。
1万4千円になった。 送料込みだ、と言う。
持って帰るから送らなくていい、と言うと、
小さいフクロウの置物を持ってきた。
上下に分かれ、中が印鑑立てになっているのをサービスすると言う。
それで1万4千円だ。

翼を広げたフクロウが欲しい、という気持ちが根底にあるから、
話をまとめよう、とする心理状態に追い込まれた私になっている。
「1万3千円なら、買う」 と私。
「それでいい」 とご主人。 北見のハッカ飴を一袋、おまけにくれた。
ありあわせの段ボール箱に詰められたフクロウを車に積んで、
帰る私をご夫婦が店頭に並んで見送ってくれたから、
私は 「いい客」 だったのだろう。

北見のハッカ飴は家内の好物だから、
もう買わない、と言う合意事項を破っても、家内は許してくれるだろう。

エンジュの木を彫ったフクロウだ。
エンジュの樹を切断すると、年輪の中は黒いが周りは白い。
その白い部分が翼の前面とくちばしに残っている。
いい恰好をしている。
今年の北海道滞在の格好の記念品になる。

それにしても、この数日、出費がかさんでいる。
今日からは、質素倹約を旨として旅を続けよう。
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