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北の我が家

2013 北海道滞在中の些事片々

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  • 04/26/06:02

道東から道央へ


日付が変わったので、昨日 (23日) の記録になる。

まだ2週間近く残っているから、先のことはわからないが、
道東最後の夜は、網走の 「蒸気船」 で過ごした。
大将には、一年先にまた来るから、と約束して挨拶したら、
別れに、蒸しとうきび を2本くれた。

道東最後の日は、能取岬灯台を再訪した。
灯台めぐりで回った360余基の灯台の中で一番好きな灯台が、
網走から12㎞の至近距離にあるのも、何かの縁だろう。


蒸気船で食べて飲んで喋って、能取岬灯台を眺めたら、
道東に思い残すことはない。
道北の海岸線はぐるり一周しているから、中央部分に我が愛車を進めた。
日高自動車道が無料で通行できるように、
昨日は、旭川紋別自動車道で丸瀬布~比布北までと、
名寄美深自動車道で名寄~美深北までが無料だ。 得をした気分になる。
比布北~士別剣淵まで道央自動車道を使えばもっと速く移動できるが、
急ぐ旅ではないから、有料区間は下の道だ。

北海道では、アイヌの言葉にちなんだ地名がほとんどで、
比布(ぴっぷ) を通過した時は、
ピップエレキバンの創業者が、この土地の出身かと思ったりしたが、
pip は英語らしいから、見当違いだったか。
比布町の次は和寒(わっさむ) で、
この町を通るのは厳冬期の方がよさそうだ。 町の方には申し訳ないが。
名寄(なよろ)市に近づくと、ひらがなで書いた看板が目に入った。
「たよろ〇〇」
「な」 と 「た」 を間違えるなんて、と笑っていたら、
名寄市の南、士別市には多寄(たよろ) という名の地域があるのだ。
宗谷本線に多寄駅がある。

地名で、「しべつ」 には士別(市) と標津(町) があり紛らわしいが、
上川と根室で、距離的な隔たりがある。
アイヌ語から転訛した地名で多いのは 「内」 と 「別」 がつく地名だ。
「内」 (nay) は川のことで、また、沢と訳した方がよい場合があるという。
「別」 (pet) も川のことだ。
先住のアイヌ民族が川辺に居住していたからだ、という。
士別、紋別、津別、遠別、初山別、本別、浜頓別、女満別、湧別、愛別、
芦別、音別、陸別、秩父別 ‥‥。 
今夏だけでも、ざっと思い出しただけで、
これだけの、地名に 「別」 が付く街を通った。
これらの地名が、変換イッパツで出てくるのだから、PCには恐れ入る。

今は車中泊の最中だが、車を停めているのは道の駅・絵本の里けんぶち。
士別市と和寒町の間にある剣淵町だ。
北海道の駐車場はどこも広いが、ここの駐車場は広い上に、いい。 
本館前の駐車場に隣接して補助的な駐車場があるが、
四角い駐車場の周囲は広い芝生だ。


バックドアを開け、テーブルと椅子を出し、食事をすれば最高だ。
ただし、昨日は夕方から雨が降り出した。
来年、また来るから、それまでお預けだ。
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