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積丹町、いい加減にせえよ!
今日の出発は余市の道の駅。 雨模様。
今日の車中泊は江差の道の駅。 快晴。
途中、積丹半島は曇り。
北海道最西端の、追分ソーランラインは快晴。
北海道に、さしたる観光地はない。 歴史を物語る神社仏閣もない。
城下町は松前にあるだけで他にはなく、宿場町もない。
何もないが、夏に訪れれば、
緑滴る牧場があり、放牧場が、農作地帯が、原始林が、防風林がある。
手を加えた部分と、手を加えない部分とを合わせた大自然がある。
どこまでも続くこの大自然が北海道の観光地だ。
今日、走った積丹半島から江差までの海岸線は、少し趣が異なる。
海岸の奇岩の連続は、北海道で他に例を見ない。
海岸に張り付いた民家も、内地の漁村の雰囲気だ。
北海道からイメージするおおらかさがないのだ。
漁村に関して、似た風景は増毛から北のオロロンラインか。
それはともかく、北海道に来るたびに足を運ぶ積丹半島を訪れた。
半島というからには突端がある。
半島の北端は積丹出岬で、灯台がある。
灯台の足元、島武意海岸。
半島の西北端、というのもおかしな表現で、西北端は無限にあるが、
それに該当するのは積丹岬と神威岬だ。
積丹岬には何もなく、神威岬には灯台がある。
神威岬を南側から見ると。
半島の最西端は川白岬だが、ここにも何もない。
でも、積丹半島というのは偉大な半島で、何が偉大かというと、
小樽を出て西に向かうと積丹半島の先端 (積丹出岬あたり) が見える。
そして、半島の南側の付け根の岩内から100㎞走り続けてもまだ見える。
このように、
遠くからでもその存在を誇示する半島を、私は 「偉大な半島」 と呼ぶ。
積丹半島で一番好きな神威岬では、
昨年に続いてまたも面白くない思いをした。
岬の突端への立ち入りが禁止されているのだ。 昨年もそうだった。
理由は、クマが出没しているから。
昨年は、強風のため、だったかな。
実は、私は7年前の灯台めぐりで、岬の突端 (神威岬灯台) まで行っている。
その時も立ち入り禁止だった。 理由は、歩道が危険なため、だったかな。
でも、5月のオフシーズンで、早朝だったから、強行突破した。
歩行には差し支えなかったが、一般に開放するのは危険だと思った。
海側の路肩は崩れていたし、鉄製の橋や階段は傷んでいた。
あれから7年経てば、傷みはもっとひどくなっていることだろう。
問題は、積丹町が、数少ない観光資源の神威岬なのに、
手入れをして補修し、観光客が歩けるための整備を放置していることだ。
放置していることを、昨年は強風のせいにし、
今年はクマの出没でごまかしている。
それが証拠に、岬への道と隣り合わせの遊歩道には何の規制もしていない。
素人考えだが、
クマが出没するなら、細い岬への一本道よりも遊歩道の方がもっと危険だ。
積丹町よ、いい加減にせえよ!
カネがなくて、岬への道が整備できないなら、
整備できなくて危険です。 ごめんなさい。 と、なぜ言えない!
立ち入り禁止の関門を新設し、ガードマンを雇うだけの財力はあるようだ。
追分ソーランラインでは、北海道で最後に見れる夕陽を見て、
江差の道の駅に入った。
夕陽の下に横たわっているのは奥尻島。
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