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北の我が家

2013 北海道滞在中の些事片々

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  • 03/29/18:02

静内との別れ


真狩村の道の駅には9時半までいたけど、
雲に隠れて全貌を表さない羊蹄山は、30分や1時間待っても、
姿を表さないときは表さない。
途中で何度振り返っても、薄情な女性と同じらしくて、駄目なものは駄目だ。

真狩村から洞爺湖の北岸に出て、
そのまま南に走れば、酒のみ友達が眠る洞爺湖町はすぐだが、
盆前の17回忌に間に合うようにお参りを済ませているし、
こちらの勝手な都合で何度も訪れることもなかろう。
洞爺湖町に向かって手を合わせるだけで東岸を南下した。
北海道の子供か内地の子供か知らないが、
いかだに乗って遊んでいた。 これも教育の一環か。


伊達の街でホームセンターに寄り、
ホームセンターの分類では補助金具と総称するらしい金具を買った。
バックドアを半開状態にして、その状態を固定して保ち、
なおかつ全扉にロックがかかる、という優れものだ。
江差の道の駅で、車中泊の同好者が考案した方法を聞いて真似たのだ。
私の愛車も、車中泊専用車としては自信と自慢の作品だが、
世の中には頭のいい人がいるもんだ。 脱帽だ。
この仕組みを、いつか、誰かに伝授する日もあろう。
いいものは、共有すればいい。

室蘭では、白鳥大橋を渡り、対岸でUターンをして、もう一度渡った。
あの橋で通行料をとらないのはとてもいいことだ。
駒ケ岳を過ぎてから苫小牧まで、噴火湾沿いの道は退屈な道だが、
白鳥大橋を往復すれば気分転換にはなる。
あの橋を往復しない旅行者はモッタイナイことをしている。

新冠の 「寶龍」 で味噌ラーメンを注文して、
親爺さんに 「できれば、来年また来たい。 それまで元気で」 と挨拶し、
新ひだか町役場で I 女史に挨拶し、
お向かいさんとお隣さんに挨拶し、
私と同姓の散髪屋はもう閉まっていたので、郷里の友人と同姓の散髪屋で散髪し、
「赤ひげ」 で、静内最後の酒を飲んだ。
来年また新ひだか町の静内に来ることができれば、
今日挨拶した方々に 「また来たよ」 と言える。
少し足を延ばして、網走の 「蒸気船」 の大将にも言える。
家内はこのほかに、温水プールの職員さんだかインストラクターに
「また来ました」 と言うことだろう。 回数券がまだ残っているらしいから。

一か月間滞在させてもらった家も、懐かしい思いで見た。
私と家内が一か月かけて抜いた雑草は、3週間で元の木阿弥だ。
草抜きは義務付けられていたわけではないが、
1か月単位であてがわれる移住体験の家を、
「北の我が家」 と思うか思わないかの違いだろう。
雑草が生い茂っていたという話を家内にはしないことにしよう。

新ひだか町で、ご挨拶するべき方々にはご挨拶したので、、
明日は函館に向かう。
函館朝市の 「むらかみ」 でのウニ丼が、北海道で今夏最後の食事だ。
台風が来ないうちに、津軽海峡を渡ろう。

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