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北の我が家

2013 北海道滞在中の些事片々

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  • 04/26/04:59

信州


昨日で9月に入った。
上越市吉川の道の駅で9月1日の朝を迎えて、
さて、今日一日どうするか。 どうするかたって、決まってる。
信州だ。
信州のどこに行くか。 どこに行くかたって、決まってる。
東信の望月だ。

カーナビでは詳細のルートがわからないから、
出来る限り直線に近いルートを選んだら、これが大間違い。
進むにつれて道は細くなり、急坂になってくる。 霧に巻かれ始めた。
こんな道、二度と通りたくないと思ったが、
あとで地図を見たら、標高1129mもある開田峠だ。
千メートル超の峠を越えようとすれば、そりゃ大変だ。 いゃ~参った。
この後に、菅平越えが待っていた。
北海道では2か月間経験しなかった峠の連続だ。
しかも、道は細く、急坂だ。
十州に境連なる信濃の国は八方が山と峠だ。

小諸を過ぎ、佐久を過ぎ、気が付いたら佐久穂町に入っていた。
両側から山が迫り、谷筋の道になって、進んでいる道も記憶と違う。
一年前に食べた鯉料理を、もう一度食べようと走っていたのだが‥‥。
コンビニで 「るるぶ」 を立ち読みして、通り過ぎたことに気付いた。
目指す店は、中込駅前の山城屋だった。
鯉こく定食が1200円。 鯉の甘煮が単品で800円。
美味い。
これで2000円なら御の字だ。


現存する最古の校舎である旧中込学校を観る。


古い校舎では、松本市の旧開智学校が有名だが、
開智の竣工は明治9年。 中込は明治8年だ。 ともに国の重文。
開智は藩校の流れをくむが、中込は藩校でもなんでもない。
そんなに豊かでもない3つの村が金を出し合って建てたという。
さすが、信濃教育の原点だ。

鯉料理を堪能して、望月の街へ。
中山道25番目の宿場町も、時代に取り残された街になっている。
おふくろが生まれ育った街だ。
鹿曲川の流れを眺め、瓜生坂を登った。
おふくろの話に、何度も出てきた川と峠だ。




道の駅・みまき の温泉に入る。
この2か月間に入った温泉は30か所をくだらないが、
そのほとんどにサウナがあった。 昨日の温泉にも。
サウナ室に入ったら、壁に2枚、バスタオルがかかっている。 忘れ物?
ところが、見ていると、サウナから出る人は誰もが、
そのバスタオルで自分が流して落とした汗を拭きとっている。 
椅子と床の。
こんな光景は初めて見たが、私も真似た。

洗い場では、
自分が使ったイスをきちんと並べ、その上に桶を伏せて離れる。
それは真似なくても、私もいつもしていることだが。
信州人はお行儀がいい。
これも、信濃教育の賜物か。

昨夜は東御市の道の駅・雷電くるみの里 で車中泊した。
朝、道の駅から南方を観たら、山越しに、一つの街が見える。
食堂のおばさんに聞いたら、北御牧だという。
その近くには望月の街があるだろうと写真を撮った。


私は、
生まれた長門市と、住んでいる下関市の次に信州が好きだった。
ところが、この最近、北海道が割り込んできた。
信州は北海道の次になりつつある。
なにも、序列をつけることはないから、信州と北海道を車の両輪としよう。
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