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北の我が家

2013 北海道滞在中の些事片々

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  • 09/25/06:03

能登・金沢


昨日の朝、射水の道の駅では青空が見えた。
高岡から能登路に入ると空から青空が消え、一時ぱらついたが
狼煙(のろし) の禄剛埼(ろっこうさき) 灯台まではとにかく天気はもった。
その途中の、七尾駅前と、能登中島も思い出の地だ。

おふくろのおふくろだから私の祖母は、明治初期の人で、
能登中島で生まれ、信州望月に嫁いだ。
先祖の墓にお参りしたい、というのはおふくろの長年の夢だったらしく、
望月の役場で、祖母の出生地を調べてきた。
ところが、「能登の中島町」 を 「能登の中鹿島町」 と誤ってメモしたらしい。
おふくろがルーツを尋ねる旅には、東京で学生だった私が同行した。
40数年前の話だ。
能登に行っても、中鹿島町なんてありゃしない。
それでも、人間を引き寄せる力には不思議なものがあって、
おふくろが祖母から聞いた話は断片的に覚えていて、
当の、中島町あたりには行っているのだが、
日曜日で役場が閉まっているし、駐在所もカラで、誰にも聞けない。
仕方なく七尾駅まで引き返して、どうやら、中島町の間違いだと結論した。
当時はそれほど電話が普及してなくて、
中島町に、祖母の生家の苗字は6軒ばかりしか電話帳に載っていなかった。
片っ端から電話をかけてみようと、ダイヤルを回したら、
最初のお宅が、目指す家だった。

七尾駅からタクシーに乗ったら、
タクシーの運転手が中島町の出身だという。
私たちが目指す家も知っている、という。
しかし、七尾から中島町までは遠い。
メーターはどんどん上がるが、フロントガラスを睨んだおふくろは動じない。
墓参はしなかったが、信仰心が篤い能登の大きな仏壇を拝ませてもらった。

七尾駅前はすっかり変わり、中島町も、私の記憶と一致するものはない。
40数年たっているのだ。 北海道も、信州も雪が多いところだ。
能登も雪が深い土地なのだろう。 能登中島駅にはラッセル車が置いてあった。


禄剛埼(ろっこうさき) 灯台は狼煙という場所にある。
地元の人は 「狼煙の灯台」 と呼ぶ。
灯台めぐりで能登半島を一周しているから、再訪だ。
いい灯台だ。


3300余基ある日本の灯台で唯一、
初点プレートに菊の紋章がついている灯台だ。


狼煙の禄剛埼灯台を後にしてから、雨が降り出した。
最近のいつものパターンだ。
富山から能登路に入った一番の目的は白米の千枚田を観ることだったが、
土砂降りになった。
眺望に適した道の駅は改修工事中。
離れた場所の駐車場に車を停めさせられ、土砂降りの中を歩いた。
思っていたよりも、小規模の棚田だった。 でも、見事な棚田だ。


輪島の街も土砂降り。
町並みも見ずに (見れずに?) のと里山海道で金沢に向かう。
のと里山海道も、それに続く能登道路も土砂降り。
この悪天候を予感して、私としては珍しく金沢のホテルを予約していた。
ところが、金沢のホテルに着いたら小降りになり、そのうちに雨も止んだ。
兼六園と、金沢城址へ。
兼六園。 有名すぎる 「ことじ灯篭」 の画像はあえて載せない。


金沢城。 さすがに加賀百万石の居城だ。


私と金沢を結びつける細い糸はたった一つ。
ワイン友達で、甲府で弁護士をしているB氏は金沢大学の出身だ。
その前身の旧制第四高等学校。


金沢という街は私には縁がなかった街で、いつも素通りだった。
西田佐知子が 「香林坊ブルース」、北島三郎も 「加賀の女」 で唄ってる。
その香林坊界隈で飲んでみたい、という思いがあったのも、
金沢でホテルを予約した大きな理由だ。
鹿児島に行ったら天文館で飲んでみたい、というのと同じだ。

フロントで薦められた 「味処 一合半 ぶん家」 という居酒屋に行った。
前菜の三点盛はあっさりした味付けで、これが金沢風なのだろう。
富山で食べ損ねた 「白エビのから揚げ」
昨日から水揚げが始まったという 「甘えびの刺身」
この地の特産の 「モズクの酢の物」
どれも美味い。 締めくくりは 「のどくろの焼き物」


カウンターに敷いてあった敷き紙を一枚記念にもらって帰った。
いつかまた再訪したい、気に入った店に出くわしたときに、
私がいつもすることだ。

金沢は緑が多い街で、昼間歩くのもいい。 美味い物があって夜もいい。
好きな街には好きな店がある。 
好きな店ができたからその街が好きになるのか。
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