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北の我が家

2013 北海道滞在中の些事片々

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  • 03/29/05:56

パークゴルフ用具


津軽海峡を渡ること5度目、
静内、新冠という定点に滞在すること2度目にして、
パークゴルフ・デヴューを果たした私だったが、
十勝から根室・釧路への旅行などで、
一週間以上、パークゴルフ場に足を運ぶことはなかった。

足を運んだところで、決まった方の指導を仰ぐ約束もなく、
我流のゴルフで、ボールに遊ばれるのが関の山の段階だから、
なんだかんだと言っては、一日延ばしにしていたのも事実だ。

とは言っても、
物事を始めるときは 「型」 から入る私の癖で、
パークゴルフ・デヴューを果たした翌日には、即、
クラブとボールと手袋を買っていた私だから、
いまさら 「止ァめた」 というわけにもいかない。

意を決して、ゴルフ場に乗り込んだのが16日だ。
この日は、A,B,Cコースと回ったところで、
見知らぬご夫妻から声をかけられた。 
「一緒に回ろう」 と。
管理棟の受付の女性から、
「初心者で、一人で回っている人がいる。
一緒に回ってやってくれないか」 と頼まれたらしい。

F氏とおっしゃるご夫妻は3コースをご一緒下さった。
そりゃぁ、何をどうすればいいのか分からない2日目の初心者に、
その道の先達が付いて回ってくれれば嬉しい。
その方たちのなさることの一つ一つが参考になり、
初めて知ることばかりだ。

翌17日は、最後まで一人で6コースを回った。
この日は既に、カードケースや、ポーチなどの小物を用意していた。

18日は3コースを一人で回っていたら、
3コース目の途中で、
2日前にご指導くださったF氏がコースに入って来た。
一緒に回ってやる、とおっしゃる。
一人で練習しているであろう私のことが気がかりで
様子を見に来たのだ、と。
ここでまた、人の親切と好意に泣けてしまうのだ。

3日間の、Aコース、480m、パー33の記録がある。
47打(16日) 46打(17日) 38打(18日)
パークゴルフを始めると、
大体、こんな経過を示すのだろうが、
とても面白くなってきたのは間違いない。
北海道滞在中に、どの程度まで進歩するか。 楽しみだ。

昨日の段階で、クラブケースやマーカー、ティーなど、
パークゴルフで必要な用具のほとんどを揃えた。
もう、とことんやるしかない。
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食べくらべ


九州からワイン仲間二人の来訪を受けた昨夏と今夏、
新千歳空港を朝9時半過ぎに発つ福岡直行便を見送ること2回目だ。
北海道で最後の朝食は2回とも、札幌市中央卸売場外市場にある
「北のグルメ亭 (こちら)」 を利用したことになる。

昨夏は、
札幌で泊まって新千歳空港に向かう途中だからどうってことはなかったが、
今夏は、新冠の 「北の我が家」 を出発して、
札幌まで足を延ばして、それから新千歳にとんぼ返りだから、
朝5時の出発と相成る。
ご苦労なことだが、女性陣は 「いくら一番 食べくらべ丼」 が目的で、
男衆は 「うに丼」 の虜だから、多少の遠回りは苦でないらしい。

市場の近くの食堂はどこもボリューム満点で、
ご飯の量も尋常ではなく多い。
たっぷり乗ったウニやイクラが足りないくらいなのだ。
ここで、ウニとイクラをたっぷり食べてもらって、
北海道の食に堪能してもらおう、悔いを残させまいというのが、
来訪を受けた側の魂胆なのだ。

北海道ならどこででも 「イクラ丼」 と「ウニ丼」 は食べられるし、
もっと安いところも、もっと美味いところもあるのだろうが
今の私たちは、当面、これで満足なのだ。

朝ごはんに大枚をはたいたのなら夕食は質素に、というのが通例だが、
北の我が家には下関で戴いて持参した、上等な辛子明太子がある。
それに加えて、九州からの二人が手土産に持って来てくれた、
これまた上等な辛子明太子がある。
どちらも高価で、日常の食事では口にできない代物だ。
結局、朝はイクラの食べ比べ。 夜は辛子明太子の食べ比べとなった。
こんな贅沢な食生活をしていていいのだろうか。
いいのだ。
贅沢は、できるときにしておかないと、
今後、いつできるという保証はないのだから。

とはいえ、今日からは少し控えめにしようか‥‥。

騎士の会 107 in 新冠


昨夏は、新ひだか町静内の 「北の我が家」 に、
九州から二人のワイン仲間の来訪を受け、
ワイン会を行い、襟裳岬へ、函館へ、札幌へと旅を共にした。
今夏も、同じ二人の来訪を受け、
「騎士の会 107 in 新冠」 を行い、
トマムへ、阿寒と摩周の湖へ、根室海峡へ、納沙布岬へ、
釧路へ、富良野~美瑛~旭山動物園へと旅を共にした。

私が根室海峡の海岸線を旅したのは過去に4回あるが、
海峡越しに北方領土の国後の島影を望んだのは1回しかない。
根室海峡は狭く、国後島は大きいのに、
根室海峡に発生する霧でトンとお目にかかれなかったのだ。
しかし一昨日は快晴で、
夏の北の海の向こうに国後の島影がはっきりと見れた。
5打数2安打の4割だから、この数値は高いのか低いのか。

トマムの雲海は土曜日は駄目で、
日曜日にリベンジを狙ったが駄目で、今夏はノーヒットだ。
土曜日は新冠を朝4時半に出発し、
日曜日は釧路のホテルを4時に出発して雲海を期待したのに‥‥。
昨年、家人と二人で雲海を眺めているので3打数1安打だ。
3割打者は野球なら立派だが、雲海見物としては?

同様に、摩周湖も霧で見えたのは湖面の 0.5%だから、
見えた、とは言えない。
霧の摩周湖では霧が見れればいいのかもしれないが、
こちらも3打数1安打。

涼夏をもたらす霧は大好きだが、
北海道観光ではこの霧にきりきり舞いをさせられる。
自然界が相手では思い通りにならないもので、
これも北海道なのか。

九州からの二人は3泊4日の旅程を終え、
今朝の新千歳空港を飛び立った。
「騎士の会 107 in 新冠」 で飲んだワインを記録に残しておこう。

Linard-Gontier Brut NV Champagne

L'Esprit de Chevalier 2009 Pessac-Leognan
Sancerre Le M.D. Bourgeois 2011 Henri Bourgeois

Domaine de Chevalier 2007 Pessac-Leognan

昨夜は静内の 「赤ひげ」 で食事した。
ビールと、焼酎、日本酒。
「北の我が家」 に帰ってから二次会。

Chateauneuf de Papu 2001 Vignobles Jean Royer

トマムの雲海は空振りだったが、
4時半出発、4時出発と続いて、
札幌の場外市場でうに丼とイクラ丼を食べるために今朝は5時出発。
一日が長~い三日間となった。 楽しかった。

début


私が生まれて育った環境には 「社交界デビュー」 などという、
華やかな心ときめく通過儀礼なんてものはなかったが、
それでも、この歳になるまでにはいくつかの場面でデビューを果たしてきた。
そして昨日は、念願の 「パークゴルフ デビュー」 を果たしたのだ。

パークゴルフとは、北海道幕別町を発祥の地とするスポーツだ。
北海道を旅していると、
有り余った広大な大地にパークゴルフ場を開設し、
老若男女、正確に言えば老男女が楽しげにパークゴルフに興じているのを、
いたるところで見ることができる。

公園の芝生の上でゴルフを真似てはじめたのがきっかけで、
今では全国に普及しているが、なんといっても北海道で盛んだ。
18H単位のスコアー(パー66)を競うゴルフに類似する競技で、
専用クラブ一本で誰でも簡単に始められ、
空振りは何度でもOK!
服装は自由!
子供から高齢者までの三世代で一緒に楽しめる生涯スポーツなのだ。
大雑把にいえば、土地がない内地ではゲートボールが、
土地に恵まれた北海道でパークゴルフが普及したのだ、といえようか。

いつか一度はしてみたいと思っていたのだが、
今夏は2か月近くを新冠町に滞在するわけで、
それだけの期間があって、
本気になれば、私にだってパークゴルフがものになるのではないか、
と思ったのだ。
お世話になっている町役場の方に仲介していただいて、
A氏なるパークゴルフの先達をご紹介いただいた。

昨日はお会いしてご挨拶だけかと思っていたら、早速コースに。
300円の利用料と、200円でクラブとボールを借りれば、
ずぶの素人でもコースには出ることはできるから、
初めてクラブを握ってボールを打つ男が、第1日目にして
A、B、C、Dコース、36ホールを回ってしまったのだ。

パー3で4打か5打。 パー4で5打か6打かそれ以上。
足下のボールを打つのに精いっぱいで、
36ホールを回るのに何打を要したか、記憶にない。
ホールを外して通り越し、ラフに向かって駆け下るボールを、
足やクラブで停めてもらったことも何度か。 情けない。
それでも、パーが2つあった。
そして、なんと! バーディも1つあったのだ!
初心者でもバーディが取れる。 
パークゴルフが老男女に普及した理由の大きい一つだろう。

A氏の他に、一緒にコースを回って下さったお二人がおいでだが、
よくぞ、お付き合いくださった。

森昌子


北海道での新しい生活が始まったが、
3LKの家に生活備品の90%は用意されているから、
日産キャラバンの SARAY号で後方視界を確保する程度に
下関から運んだ荷物の量などたかが知れている。
町役場に顔を出した日の午後と一昨日の、計一日半があれば、
大体は整理がついて、必要な食料・調味料も買い揃えられる。
家の周りに、
屋根の形に沿って敷き詰められた砂利の雑草もほとんど除草した。

てなわけで、昨日は隣町の夏祭り見物に出かけた。
「第20回 みついし蓬莱山まつり」
毎年7月の最初の日曜日に行われるというこの祭りだが、
昨夏、北海道に渡った時にはこの祭りは済んでいた 後の祭りだ。

北海道では街並みを外れると途端に人家が途絶えるが、
まつり会場の蓬莱山公園も人家が途絶えたところにある。
三石川を挟んで蓬莱山と雌蓬莱山が対峙し、
その二つの岩山に重さ4t の注連(しめ)縄がかけられている。



北海道ではなんでもデカイが、この注連縄もその流れか。
特設舞台では陸自第7音楽隊の演奏が始まっていた。



北海道には、
安倍晋三がバカ騒ぎする以前の、祖父・岸信介の時代から、
仮想敵国ソ連に対する北の守りとして自衛隊が重点的に配備されてきた。
すぐ近くの東静内には、
第7師団で対空の骨幹部隊である第7高射特科連隊や、
第1高射団隷下の第101無人偵察機隊などが配置されている。
近々に対空実射訓練が公開されるので、昨年に続いて見学に行く。
昨年は見物だったが、今年は見学だ。
安倍晋三が憲法解釈を捻じ曲げ続ける限り、
日本国民皆兵で、いつ、銃を握らされるか知れたものではない。
困った時代になったものだ。

陸自第7音楽隊の演奏の後は歌謡ショーだ。
今年のゲストは森昌子だという。
「なみだの桟橋」 「哀しみ本線日本海」 をカラオケで歌う私としては、
森昌子は、正座して不動で拝聴する様な歌い手さんなのだ。
彼女は演歌界でヒット曲を連発した大歌手だが、
昭和の私には、やはり昭和52年から60年ころの歌が好きだ。
昨夏は新冠の レ・コード館で鳥羽一郎の歌謡ショーを観たし、
なぜか北海道に来ると歌謡ショーに出会うから、何とも不思議な縁だ。

会場で、隣に座ったご婦人と少しばかり会話をしたら、
「芋餅」 とやらを戴いた。 空腹のせいではなく、実に美味かった。
北海道の人は、すぐに物を下さる。 
すでに 「100m以上も離れた隣家」 から野菜を戴いている。

帰りに立ち寄った三石の道の駅のレストランが、
インド・ネパールのカレー屋さんに模様替えしたのは昨夏だったが、
その店が静内に進出し、まつり会場にも出店していた。
この一年間商売に励み、地元の支持を得たのだろう。